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Kenji Utamaro
ウタマロケンジ
ウタマロケンジです。   私の作風であります、ギャザリングアート〈Gathering Art〉が、どのような経緯でできたのかご紹介します。

ギャザリングアートとは

【ギャザリングアート Gathering Art】
 ギャザリングアートとは、アーティスト(美術作家)市川健治が1990年に考案した「ピクセル・モンタージュ(Pixel Montage)」という技法を用いた、ウタマロケンジ(市川健治)の作品のスタイル。

 作品のテーマに応じ、制作に必要な画像・写真(主に既存の印刷物)を大量に収集し、
それらの画像を「切り抜き、貼り付ける」という作業を繰り返し行い、モチーフ(対象となる人物やモノ)を数多の画像の集まりによって描いていく。表現されるモチーフ(対象となる人物やモノ)は再定義・再構築される。



坂本竜馬

 ピクセル・モンタージュ(Pixel Montage)とは、一定のサイズの正方形に切り抜いた写真や既存の印刷物(=ピクセル)を画材とし、モチーフ(対象となる人物やモノ)を数多の画像の集まりによって描いていく手法である。単にモザイクとして表現するのではなく、画材となる画像・写真の中の内容、そして色や形や質感を効果的に使用し、描いていく手法である。


写真や印刷物は、いつかどこかで確実に存在した時間の記録である。切り取ったピクセルは、写された世界こそ細分化されているが、そこにもやはり物語(ストーリー)を確実に内在させている。完成された作品を観て、焦点を細部から全体に移すと、個々のピクセルに惑わされながらも、新たな、そして、実に不思議な存在感を持った別の画面が浮かび上がってくる。

 アーティスト本人の完成イメージを遥かに超える画面形態の出現、「絵数的秩序の偶然」がそこにはあるのだ(市川談)。

 

 以下、ピクセル・モンタージュ(Pixel Montage)についての市川健治(作家本人の記述)

ピクセル・モンタージュ  -Pixel Montage-

私の故郷は、精密機械製造産業のメッカです。セイコー・エプソン、オリンパス、ヤシカ。そしてサンキョーもあります。
昨今はスケート選手の所属で知られることのほうが多いサンキョーですが、今でもオルゴール製造における世界シェアナンバーワン企業なのです。

私の実家は、精密機器部品の下請け工場であり、父はその経営者であると同時に優秀な職人でした。
そして、少年時代の私も、どちらかといえば理系を志向していました。

そんな私が、今、どうしてアートを志向しているのでしょうか。

私の作品は、デジタルで無機的に見えるかもしれません。
PCの画像処理で簡単に作れるトリックアートにも、一見……似ています。

確かに、私の作業の大半は、レディメイドの印刷物を切り抜き、貼り付ける、ただそれだけのことに終始しています。けれど、どこをどう切り抜くか、それをどこにどう貼るか、すべて自分の頭で判断し、手作業でしていることなのです。
プランニングにせよ、切り抜き作業にせよ、誤差が出れば思い通りの作品には仕上がりません。また、優秀な日本の印刷技術なしには、私の作品は成り立ちません。正直、メイド・イン・ジャパン以外の印刷物は、私の作品の材料にはほとんどなり得ないのです。

以上は、あくまでも「表現方法」の話です。

表現の「方法」と「内容」。
それぞれを個別に見ていただいても構わないのですが、その「関係」を見ていただければ、表現者冥利に尽きるというものです。

ミクロとマクロ。
部分と全体。
常に、それは不可分です。

 今後も、幾重にも双方向的に交錯し合う<作家作品社会>この3つの弁証法とも言うべき関係性を意識し、作家としてどのような作品で社会に問いかけるのか。また、扱うテーマを問題としてどう捉えるのか。その必要性や意味についても考察を深めて行きたい。(市川談)


 ●「ギャザリング」は株式会社ネットプライスの商標・登録商標です。

 

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